テーマ : 正論から
日時 : 2024年6月25日(火) 19:30 – 21:00
会場 : 妙行寺門徒会館
◆ 今回のファシリ担当はKさんにお願いさせていただきました。どうもありがとうございます!
初めに「正論」という言葉が持つ印象を皆さんにお聞きしました。自分が相手よりも「優れている」というマウント。理解できるけどもやもやする。リアリズム。倫理的思考。正義感からくるもの?など。全体的には少々ネガティブな印象も多かったようでした。世の中は「本音と建前」で成り立つため、正論は「建前」にあたるものかもしれない。白黒だけではない、0か100だけでもない。本音は別として「組織や自分の利益を優先すること」があるように、あまりに大きなグレーゾーンがあること。
正論 = 悪・ネガティブではない面も思考するために「正論から幸せになれるのか?」も対話しました。私たちが働くことは「日々暮らすため」の正論にもなりますが、子育て世代には保育園や放課後支援施設の充実、働くことが難しい人に向けた福祉の充実、地域での子ども食堂も正論です。社会・地域のセーフティネットから「幸せを積み上げること」も共有させていただきました。
正論自体に罪はない。良い意味で「感情がないこと」が特徴。正論で自己満足・自己肯定を欲する人もいる。正論から相手にプレッシャーを与えることもできます。正論を押しつけるだけではなく「相手に寄り添う / 相手の意見を聞ける状況」であること。あらゆる人が暮らす・交わる社会では、それぞれの人が正論を持っています。
〜 私自身が「理解できる正論」に囲まれた環境であれば、幸せなことかもしれない。
〜 正論そのものに「明確な答え」を示さないこも大切かも。(哲学カフェも同じ)
〜 ビジネスをする上では「正論ばかり」では何も生まれない。
お互いの正論は正しくもあり、誤りかもしれない。完璧は正論は存在しない。今回の対話の中で「正論を言ったつもりの自分は(自分が正しいと思っているし)傲慢である」という言葉にも多くの共感がありました。皆さまのおかげで、たにやま哲学カフェもで33回目の開催となりました。次回は8月予定になりますので、どうぞお気軽にお越しください。
– 次回の開催について
8月27日(火)に妙行寺門徒会館にて。参加予約は「8月1日19時30分」より、ホームページで開始予定となります。初めての方もお気軽にお越しください。皆さまのご参加をお待ちしております。