テーマ : モラル
日時 : 2024年12月17日 19:30 – 21:00
会場 : 妙行寺門徒会館

モラル = 倫理。道徳。習俗などを指す言葉。仮にご主人が「モラルハラスメント」であると感じたら、わがままや亭主関白とは違うものでしょうか。人を不愉快にさせたり同調できない。本人には周囲が不愉快に感じた自覚がない。何故このような違いがあるのでしょうか。脳のつくりが異なるのでしょうか。

モラルと近い言葉に「ルール」があります。規則や法律もルールであり、、違反すると罰を受けるもの。このルールを守るかは個人個人のモラル。中学校に道徳教科が導入されたことも理由があることなのでしょう。モラルは性善説なのでしょうか。お願いに始まり、改善が見込めないと「新しいルール」がひとつ作られます。

昔は軍隊的でトップダウン。現在は個性や多様性に理解が進むことで、少しずつでも「暮らしやすい社会になった」と感じる方もいるはず。同時にバランスが難しいことも感じました。自分に都合よく解釈することで、迷惑行動で注意を受けると「多様性の時代だし問題ない」と反論を受けることも。線引きの部分は「モラル」として個人に委ねられています。全ての行動が許されるものではありません。

海外で暮らした方も参加されており、日本との比較や宗教的背景も含めて。ご自身が感じた現地での「モラル」について話してくださいました。また、介護施設に勤務されたご経験のある方は「ある入所者の方に満面の笑顔で喜んでもらえた行為が、別の入所者の方は不快な行為であったこと」を話してくださいました。絶対的な基準のない空間で、ひとりひとりの入所者の方々に大変気を遣われたとのことでした。

モラルや道徳を教える学校や家庭でも、価値観や意識に大きな差もあります。人の良いところを認めることは大切なので「認めるとは?」「モラルと正義の関係」についても、一層深めたくなりました。私自身も (未だに気づいていない) モラルを欠いた行為が多々あると思いますし、少しでも自分への気付きを増やせたらと思います。12月後半のお忙しい中にご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

 

– 次回の開催について

2月25日(火)に妙行寺門徒会館にて開催いたします。参加予約は「2月1日19時30分」より、ホームページで開始予定となります。はじめての方もお気軽にお越しください。ご参加をお待ちしております。