テーマ : 気晴らしは必要か?
日時 : 2022年6月28日(火) 19:30 – 21:00
会場 : 妙行寺門徒会館 / 鹿児島市和田1丁目4番1号

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皆さんは「気晴らし」というと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。自分自身にマイナスなことがあると「気晴らし」をしたくなるかもしれません。気晴らしと似た言葉に「気を紛らわす」「憂さ晴らし」「気分転換」などもあります。鹿児島の方言で「ほけだし」という言葉を日常で話される方々もおられます。

子供たちの学校生活の中だと、授業の合間に行われるレクリエーションは気晴らしになる。毎日が座学のみではなく、スポーツや運動・文化活動、課外授業などが適度組まれたほうが好ましいこと。大人はお酒を飲む、家族や友人と食事をするという方も多いのではないでしょうか。他にも、趣味に精を出す。運動をする。お風呂に長めに浸かる… 限られた時間の中で「気持ちのリセット」をしてポジティブな意識に変えていくこと。メンタル面にもきっと良い変化がありますし、オンオフのメリハリも生まれるのではないでしょうか。

心がとても疲れている状態。気晴らしをしたくてもできない方、相当多くおられると思います。気晴らしが「必要ない」状態とはどのような場合で、どうすればいいの? 誹謗中傷、通り魔、戦争..  気を晴らすために他者へ害を与えること。重めのテーマにも皆さんで対話を重ねてまいりました。ニュースやネットから得る情報に、一層心がすり減る経験をされた方も多いのではないでしょうか。

気晴らしの原因部分を「全て解消すること」は不可能なことです。家族、仕事、人間関係、お金、あらゆるものが折り重なります。(そもそも) 気が「晴れる」ことは前向きなイメージの反面、刹那的です。その「時間だけ」は晴れても、直接的な解決には至らないのです。

自分を見つめ直す時間は大切なこと。人に助けてもらったり、アドバイスを受けて救われることもある。これからも自分自身とポジティブに付き合っていくためにも、上手に気晴らしをすることを心がけていきたいと思います。ご参加いただいた方々、どうもありがとうございました。

 

– 次回の開催について

8月30日(火)に、妙行寺門徒会館にて予定しております。8月1日にたにやま哲学カフェのホームページ + フェイスブックでお知らせさせていただきます。是非皆様のご参加をお待ちしております。